2019年1月31日 館長ブログ 動く「神田日勝遺作展」資料の発見 作家が没した後の作家研究は、交友関係者からの聞き取り調査や散逸している作品調査など地道な取り組みが多いものです。特に交友関係は日勝が生きた同時代の友人等が既に80歳前後と高齢になり、50年も以前の記憶を明快に辿ることに […]
2019年1月18日 館長ブログ 鹿追町成人の皆さんをご招待 平成31年1月13日、恒例の鹿追町成人式が鹿追町民ホールで開催されました。今年の該当者は平成10年4月2日から平成11年4月1日生まれの男女62名。その内44名が当日参加。式は一部の都市部の式典のように荒れることもなく […]
2019年1月8日 館長ブログ 謹賀新年 平成31年の幕が誠に穏やかに明けました。 毎年のことながら新年を迎えられた喜びは他に例えようも無いものがあり、不思議と心の中に希望の光が射すものですね。皆様にとってこの一年が希望溢れる時間となりますようお祈りいたしま […]
2018年12月11日 館長ブログ 「なつぞら」応援団 国内各地が大自然の脅威に晒されたこの一年が過ぎようとしていますが、改めて自然災害の犠牲となられた皆様のご冥福をお祈りし、一日も早い被災地の復興を心から願うものです。 さて、来年4月1日から放送予定のNHK朝ドラ「なつ […]
2018年12月4日 館長ブログ 神田日勝を育てた笹川 以前も書きましたが、日勝は東京から拓北農兵隊の制度に乗り、鹿追村に辿り着いたのですが、その後の生涯を笹川地域で送ることになります。 日勝は東京練馬にある東京都開進第二国民学校2年生から編入して鹿追村字クテクウシ区画外 […]
2018年11月13日 館長ブログ 神田日勝と拓北農兵隊 その2 進むも地獄、止まるも地獄。神田一家が火の海と化す首都を見渡しながら、列挙された募集要項の甘い文言に応じるのは自然の成り行きだったのでしょう。一行は、幾度も米軍の空襲や艦砲射撃に遭いながら終戦前日の8月14日に鹿追村に辿 […]
2018年11月6日 館長ブログ 神田日勝と拓北農兵隊 その1 過日、幼少の神田日勝が加わった「拓北農兵隊」を詳述した著書に巡り会いました。 神田日勝の家族が「拓北農兵隊」に応募し北海道十勝鹿追に疎開したことは知られている話です。改めて「拓北農兵隊」について触れてみます。 同隊の […]
2018年10月15日 館長ブログ 開館25周年を迎えて 人口6,000人に満たない小さな町の美術館が誕生して25年の歳月が流れました。作家没(1970年)後間もなく行われた東京・鹿追での遺作展をはじめとして日勝を特集した文芸誌・評伝の刊行、以降各種展覧会の開催、そして何より […]
2018年5月30日 館長ブログ なつぞらに生きた神田日勝 昭和20年8月14日、戦火を逃れ途中空襲に遭遇しながらも十勝のなつぞらの下に神田家は辿り着いた。疎開地を鹿追町に指定され、廃品同様の家財道具を携えた一家は現在の鹿追東部の仮宿舎に身を寄せた。3か月後、両親と子ども5人の […]
2018年4月25日 館長ブログ 作家の心情 1965年1月(日勝27歳)、日勝は鹿追町内「ゆかり食堂」で初めての個展を開き、「ゴミ箱」が5万円で売れ、自分の絵が売れたことを驚きかつ喜ぶのである。同年3月にはNHK帯広放送局の農村番組で生活と絵画制作過程が紹介され […]