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企画展「神田日勝×半谷学 いのちのつながり」

会期

2024年9月21日(土)~12月8日(日)

会場

神田日勝記念美術館

休館日

毎週月曜日(祝日の場合は除く)、9月24日(火)、10月15日(火)、10月27日(日)、11月5日(火)

本展について

 神田日勝記念美術館では、北海道ゆかりのアーティストとのコラボレーション企画として、神田日勝作品とアーティストの作品を同じ空間に並べ、互いの作品解釈を豊かにすることを目指した展覧会を開催しています。
 今回は帯広市出身で「再生」をテーマに作品を作り続ける半谷学が制作したインスタレーションを日勝の絵画と共に展示します。異なる時代に生きる二人の作品の競演をご覧ください。


出品作家のことば

 「いのちのつながり」を表現したい。「いのち」には大きく分けて二つの意味がある。片方は「生きていくためのもとの力となるもの」「生きている間」「寿命」など生物の生存に関する意味であり、もう一方は「ものごとをそのものたらしめる本質的な価値」「最も大切なもの」「真髄」など物事の大切さを表す意味である。
 人は動物や植物には生存のための「いのち」があることを疑わないが、人が拵えた物にはそれが無いと考えていることは多い。だが先人たちは長い年月を経た器物に何かを感じていたようで、それを「いのち」が宿る証と捉えて「付喪神(つくもがみ)」なる神様を生み出して敬った。ものを大切にすることの教えとして楽しい考え方であり現在にも通じる教えだ。私が好んで使う廃材は、一度「いのち」を断たれたものであるが、それに新しい価値を加味して「いのち」を復活し存続させる表現は、誰もが注力して未来につなげていけるような教えの一つなのだと思う。
 きっとそうですよね、付喪神さま。

半谷 学   


出品作家プロフィール

 半谷 学  HANGAI Manabu / 美術家

 1963年、北海道帯広市生まれ。1988年、武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。個展での作品発表をはじめ、国内外のアートプロジェクトへの参加、コミッションワークとして各地の公共空間への作品設置、また環境問題をテーマとした造形ワークショップの開催など、様々な活動をおこなう。現在は群馬県みなかみ町と北海道帯広市に拠点を置き活動。主な展覧会への出品として、「昨日の名残:明日の気配」(札幌芸術の森美術館/2023年)、「中之条ビエンナーレ2023国際現代芸術祭」(群馬県中之条町/2023年)、「半谷学展 さしがさ花の花ひらくころ」(網走市立美術館/2020年)、「半谷学展 アートの森で遊ぶこと」(帯広市民ギャラリー/2015年)など。

 主催:神田日勝記念美術館展覧会事業実行委員会
 共催:神田日勝記念美術館、神田日勝記念美術館友の会
 後援:北海道新聞帯広支社、十勝毎日新聞社、NHK帯広放送局


★関連イベント★

●半谷学ワークショップ
 日時:12/8(日) 予定
 時間帯および会場 調整中

●第21回日勝祭ギャラリートーク
 日時:12/8(日) 時間帯未定
 会場:本展会場
 ※参加無料(要観覧券)

会期出品作品イベント内容が変更となる場合があります。ご来場前に当館HPおよびSNSにて最新情報をご確認ください。

※10/2より予定されていた野外展示作品は、設営上の都合により展示されないこととなりました。ご了承ください。