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神田日勝記念美術館 学芸員コラム

鹿追町成人の皆さんをご招待

2019/01/18

 平成31年1月13日、恒例の鹿追町成人式が鹿追町民ホールで開催されました。今年の該当者は平成10年4月2日から平成11年4月1日生まれの男女62名。その内44名が当日参加。式は一部の都市部の式典のように荒れることもなく厳粛な中に進行。式典後には自己紹介の形式で一人ひとりがマイクを握り会場の皆さんに「成人を迎えた心境や近況について」各20秒で発表。すでに就職している人・4大・短大・専門学校生とまちまちでしたが、殆どが同窓でもあり緊張の中にもアットホームな時間が流れました。

 その後は記念撮影準備の時間を利用して、成人者・来賓・父母皆さんも、神田日勝記念美術館に無料入館でご招待。
 総勢80名からの人員が展示室に入ると、さながら同窓会のパーティーの様相。作品を食い入るように見入る人もいましたが、さらっと絵を鑑賞した後は思い思いのサークルが出来上がり、前段の自己紹介も功を奏して束の間の互いの近況報告に花が咲いていたようです。 
 現在の展示は日勝の初期作品から晩年までの画風の変化が見て取れるもので、中でも絵の具を豪快な筆致で情熱的に書き上げられた「晴れた日の風景」などの1966年から1969年頃の作品群と華やかな振袖姿の女性たちの雰囲気が融合して、今にも社交界のダンスパーティーでも始まりそうな雰囲気とも思えました。

 「どういう作品が生まれるかは、どういう生き方をするかにかかっている」と、渾身の気力をこめてかき上げられた郷土の画家の作品に囲まれて、希望に満ちた成人者たちにもその思いの一端が伝わるひと時になってくれれば…。
 いつもの美術館の雰囲気とは一味違うはちきれんばかりの若いエネルギーを展示室いっぱいに感じながら、同時に入館された来賓・父母の皆さんと共に、希望溢れる成人諸氏の未来を応援するひと時でした。


神田日勝記念美術館館長  小 林  潤

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